取手競輪場

取手競輪場

所在地情報

住所:茨城県取手市白山6-2-8

施設案内など

周長は400mで見なし直線は54.827m

参考程度ではありますが、偶数番の選手よりも奇数番の選手が活躍する確率が高くなっています。

サイクルアートプロジェクト

取手競輪場では、取手市にキャンパスを置く東京藝術大学の協力を得て、「芸術が身近に感じられる競輪場」を創出し、従来の来場者だけでなく若者や女性層など広範な人々の来場を促すためのプロジェクトを実施しています。

サイクルアートフェスティバルもあり、自転車とアートのコラボレーションイベント「サイクルアートフェスティバル」は取手競輪場にて毎年開催中!

バンク試走や現役競輪選手の模擬レースなどサイクルイベント、アート&クラフトマーケットなどイベント盛りだくさん!

自転車好きもアート好きも楽しめるイベントになっております。

砦の森の住人達

砦の森に住む、のんびりやの男の子バンクとしっかりものの女の子ジャン。

ふたりはある日、森の掲示板に砦の王様が開く自転車レースの貼紙を見つけました。

自転車に乗れないバンクは、大好きなジャンに見直してもらいたくて自転車レースに出ることにしました。

その日からバンクは自転車乗りの猛特訓を始めました。

バンクが乗った自転車をジャンが倒れない様におさえながら、ゆっくりゆっくり走り出します。

ジャンはバンクを見直すどころか、ちっとも自転車に乗れるようにならないバンクにあきれ気味。

それでもバンクはくる日もくる日も練習です。

レースの日まであと一日。

今日こそ乗れるようにならないと明日のレースには出られません。

ジャンがバンクの自転車を押して走り出します。

そんなふたりをスポーツ万能で秀才の黒ウサギ、カントが風のように追い越していきました。

カントは自転車レースの優勝候補。

ジャンは、バンクの自転車を押すのを忘れて颯爽(さっそう)と走るカントの姿に見とれてしまいました。

バンクの乗った自転車はふらふらとして倒れそう。

その時、森の風がビューンと吹いてバンクの背中を押しました。

バンクは風に押されてぐんぐんペダルをこぎました。

森の風をきって気持ちよく前へ進みます。

すると今度は森の風がバンクに向かって吹きました。

バンクは風に負けないようにぐいんぐいんとペダルをこぎます。

遠く前の方にいたはずのカントの背中にもうすぐ手が届きそうです。

すると後からジャンの声がします。

「おーい、バンクー」

バンクが振り向くと、ジャンがはるか遠くで手を振っています。

バンクは風と競争しながら自転車に乗れるようになっていたのです。

今度は前を走っていたカントが言いました。

「明日のレースを楽しみにしているよ!」

その夜、バンクはレースで優勝する夢を見ていました。

砦の森に現れた黒ウサギ、カント。

カントはヨーロッパからやってきた自転車レースの優勝候補です。

颯爽と走るカントの姿に見とれるジャン。

バンクに恋のライバルが現れました!?

カントの正体はヨーロッパチャンピオン、マークの孫です。

マークはバンクのおじいさん、砦の森の伝説の競輪王『りんたろう』のかつてのライバル。

カントは砦の森のレースでりんたろうに負けたおじいさんの無念をはらすため、砦の森にやって来ました。

バンクはりんたろうおじいさんのためにも、ジャンにふりむいてもらうためにもカントに負けるわけにはいきません。

絶対優勝すると意気込んだはずのバンク。

それなのにちっとも練習に身が入らずさぼってばかり。

砦の森の仲間、チェーンもケンもあきれ気味。

「バンク、しっかりしなさい」

ジャンはすっかり怒ってしまいました。

ジャンを本気で怒らせてしまったバンクはさすがに大慌て。

毎日しっかり練習するとジャンに約束しました。

その日からジャンの厳しい特訓メニューのスタートです。

ケイリンは風との戦いです。トップクラスの選手は時速70km以上にもなり、その時の風の抵抗は想像以上。

競輪選手はまずこの風と戦わなくてはなりません。

時速70kmで走る選手の後ろで走ると『汗が真下に落ちる』と言われるくらい楽に追走する事が出来ます。

風との戦いの中で選手の戦法は、風を受け苦しいが自分でペースが作れる自力先行タイプと前の先行選手に付けて力を温存できる追い込みタイプに分かれます。

若い選手は実力をつけるため、先行タイプとして風を切って走ります。

バンクとライバルカントも当然先行選手として自分の走りに磨きをかけます。

のんびり屋のバンクは、しっかりもののジャンの応援で、自転車レースで次第に良い結果を出せるようになってきました。

しかし、最強のレーサー、カントとの力の差は大きくいつも勝つのは夢の中だけでした。

カントに勝ってジャンの喜ぶ顔が見たいと思いながらも、のんびり屋の性格は簡単には治りません。

森の動物たちと遊ぶのが大好きで練習は相変わらずさぼってばかり。

「バンク、しっかりしなさい」

いつもジャンの怒った声が森にこだまします。

しかし、カントだけはバンクの才能を見抜いていました。

秋も深まり、砦の森の王様レースの日が近づいていました。

S級のトップレーサーカントに対しバンクはまだS級には上がれませんでしたが、徐々にその才能を開花させ始めました。

自転車レースに出るライバル選手であり練習仲間のケン、やまおろし、チューブ、タンク、チェーンと切磋琢磨する中でバンクは先行して逃げ切る理想のレースが少しずつ増えていました。

砦の森では年に一度、トップレーサーだけが出られる水戸黄門賞が開催されます。

バンクも優勝目指してがんばっています。

選手達は準備万端、気合い十分。

いよいよジャンが鳴りました。

砦の森の競輪王は誰になるのでしょうか。

ジャンの励ましの中で成長するバンクは、日々の練習にようやく身が入るようになり、ライバルカントに勝つのも遠い夢ではなくなっていました。

そんなある日また一人の怪物レーサーが砦の森に現れました。

片方の耳がちぎれ、その様相は荒くれ者に見えます。

怖がり屋のバンクは、一眼見て隠れました。

せっかくたくましさが出てきたのにまた元の弱虫バンクに逆戻りです。

「バンク、しっかりしなさい」

またいつものジャンの声。

実はボスとカントはヨーロッパの自転車名門チームの同門で、ボスはカントの兄弟子です。

彼らは幼少の頃から、将来の競輪世界一を目指し切磋琢磨し、これまで世界の最高峰レースで名勝負を繰り広げてきました。

更なる高みを目指しそれぞれに武者修行に出た二兎が、ここ砦の森で再び出会うことになったのです。

ボスの走法は縦のスピードに加え横の当たりも強く、荒く鉄のかたまりのような重い走りは重戦車と呼ばれています。

激しいレースは世界で恐れられています。

でもレースを離れた時のボスは筋トレが趣味で、その外見とは真逆の優しく情け深い選手なため徐々に砦の森の仲間からも慕われていきました。

カント、ボス、それに才能を開花させ始めたバンク。

三つ巴の戦いから目が離せない時がついにやってきます。

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